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(仮称)小杉湯のとなり

 東京の高円寺にある創業85年の銭湯「小杉湯」のはなれである。
 現在、銭湯は生活のインフラとしての役割を終えつつある。小杉湯では、銭湯のある暮らしを掲げ、その役割の更新を模索している。
 銭湯には風呂以外の機能はない。しかし、同じ湯舟につかれば積極的な会話がなくともつながりを実感できる。人との関係性や距離感を選ぶことができる、ゆるいコミュニティがある。ひとつながりの空間の中には様々な場所があり、自分好みの場所を選ぶこともできる。
 こうした、サイレントコミュニケーション、選択肢のあるコミュニティや場に居心地の良さを覚えた若い世代を中心に、利用者は増えている。
 本計画は、そうした銭湯的な場を拡張するはなれを目指した。
 シンプルなワンルームを積み重る。その間は透明なスラブとし、室に階調性のある環境を生む。もうひとつの湯舟のように、つながりつつも、選択できる居場所をつくる。

LOCATION: TOKYO
STATUS: IN-PROGRESS
YEAR: 2017-
STR. ENGINEER: TECTONICA INC.

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